【宅建コラム No.7】 真面目な人ほど陥る落とし穴... 

宅建試験の最初に学習する「権利関係(出題数14問)」は、
一般的に難しい科目といわれています。
「民法」の学習は、大学などでは数年間にわたって学習しますから、
それを数か月でマスターすることは大変です。
もちろん宅建試験に出題される項目は、民法全体ではありません。
不動産の取引に関する項目が学習の範囲で、
各社のテキストも出題傾向に即して編集されています。
しかし、学習項目は広範囲に及びます。

そこで、学習する際は、
初めから「一つひとつをしっかり理解してから次の項目に進む」のではなく、
まずは一通り全体を学習(講義を視聴、テキスト通読)し、
その後、再度講義を視聴し、テキストを精読するように学習することをお薦めします。
1回目では気が付かなかったところが、
2回目、3回目の視聴、精読で、「眼から鱗」的に理解できることがあります。
とかくまじめな方ほど、理解できるまで、その項目を深く学習する傾向があります。
法律は、最初に出てくる内容が、あとで出てくる内容と複雑に絡んでいますので、
深入りせずに学習を進めましょう。